野暮用でタワーレコード渋谷店へ行った。
1Fにも、2Fにもフジファブリックのコーナーがあった。
友人は見たくなくて避けたと言っていたが私は平気で。平気というか、ポップのどれもが「嘘っぽいもの」としてしか映らず、志村会のお知らせを、何か良いイベントかのように書いてあるのもますます嘘っぽかったので「なんだこれ?」とだけ思っておいた。
もうね、考えることすらできなくなってるみたいです。

だけども「音楽とことば」が立ち読み用に開封されていたのを発見して、コーナーの前で読んでしまった。ちょっとお高いじゃない?軽く内容は知っていたけど読んでなかったんですよ、はずかしながら。。

すごいインタビューだった。どの音楽雑誌よりも志村正彦の内面が見られると思う。
志村がこれほどまでに周りの音楽と、自身の内面を分析しているものとは思わなかった。過剰なまでに自ら音楽に寄り添おうとしていた姿勢も、知らなかった。たくさんのものを犠牲にして音楽と生きていたんだ。
私こんなに真面目でクレイジーな人しらんわ。。
ずーっとファンだと自負していたけど甘かった。志村さんは思ってたよりも、もっともっと音楽に身を捧げていた。

少しでも多くの人に志村さんの曲が、志村さんの言葉が届けばいいと思う。いまからでもいいから。正直こういうコーナーには違和感ありありだし、彼の凄さにもっと早く気付きなさいよ!って思うけど、でもフジファブリックの作品には違いないから。たくさん陳列されたCDとDVDが愛おしく見えて、願うような気持ちになった。

でも彼に関する事が全て過去形であることに気づき、そこでまた私の思考はストップしてしまうわけで。
もうほんと何なのよ?
私とフジの関係性は何一つかわっていないのに。なんでこんなバカなことがあり得るんだ。